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現場監督とは?具体的な仕事内容と欠かせないスキルを解説
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2023年09月05日
「現場監督ってどんな仕事?」
「仕事へ就くために必要なスキルは?」
そう悩んでいる方も多いでしょう。
そこで今回は現場監督の具体的な仕事内容と欠かせないスキルについて解説します。
現場監督に興味のある方や、実際に仕事へ就いている人は本記事をぜひ参考にしてください。
![現場監督とは?具体的な仕事内容と欠かせないスキルを解説](http://www.miyashitakogyo.com/wp-content/uploads/2023/10/宮下工業 株式会社 現場監督とは-min.jpg)
現場監督とは?
現場監督とは現場で工程や作業の指示を出す仕事です。
スポーツの世界で言う監督とほぼ意味は近いかもしれません。
プレイヤー(作業者)に対して業務命令を下し、作業効率を上げていきます。
現場監督自身は一般的に作業に加わらず、あくまで指揮をとるのが特徴。
全体を見守り、トラブルなくスムーズに作業を進めるのが役目です。
現場監督と現場代理人・施工管理者の違い
続いては現場監督と現場代理人・施工管理者の違いについて解説します。
3つの仕事内容は混同しやすいため、事前に違いを明確にしておきましょう。
現場代理人
現場監督と現場代理人の違いは仕事内容です。
現場監督が工事全体の管理を行うのに対し、現場代理人は契約の事務処理手続きのみ。
マネジメント業務をメインとする現場監督とは大きな違いがあると分かるでしょう。
一般的には現場監督のトップである現場所長が掛け持ちします。
ちなみに現場代理人は設置義務がないため、聞きなれない方も多いかもしれません。
施工管理者
現場監督と施工管理者はほぼ同じ意味で使われます。
現場を管理する意味では両者同じですが、細かな違いは担う仕事の幅。
施工管理者は現場と事務作業両方を担うものの、現場監督は現地を管理するのみです。
施工管理者という枠組みの中に、現場監督があると言えばよいかもしれません。
実際に施工管理者が現場監督を兼任しているケースも。
施工管理者になるには資格が必要なのもポイントです。
現場監督の仕事内容4選
ここからは現場監督の仕事内容について解説します。
仕事内容を把握し、現場監督の仕事をリアルにイメージしていきましょう。
工程管理
工程管理とは主にスケジュール管理です。
「いつまでに材料を用意するか?」「いつから工事をスタートさせるか?」などを取りまとめるのが、現場監督の仕事となります。
スケジュール決めは仕事の行方を左右する重要な仕事です。
他部門と連携を取りながら、丁寧かつ迅速に決めていく必要があります。
品質管理
品質管理はお客様のもとへ100%のクオリティで届けられるか確認する作業です。
具体的には「仕様書どおりに建設できているか?」「強度が基準を満たしているか?」などを確認していきます。
確認方法は評価対象ごとに行われ、項目ごとに写真や文章で記録を残していくのです。
万が一基準に達していない場合、あらためて修正作業に入ります。
安全管理
安全管理とは従業員の安全を確保するために行われる作業です。
普段トラブルなく働ける方も多いですが、実は現場は事故と隣り合わせであるのも事実。
大型部品が倒れて足を怪我したり、転倒して骨を折ったりします。
そのようなリスクを限りなく減らすため、あらかじめ防止策を取るのです。
具体的にはシミュレーションの実施や事故発生事例の共有などがあげられます。
原価管理
原価管理とは工事の予算をとりまとめる作業です。
工事1件あたりには予算が決められており「予算の範囲内で工事が着手できるか?」「予想外の費用は発生していないか?」などを管理していきます。
万が一予算と計画に差が出た場合、価格交渉や計画の見直しを行っていくのも事実。
このように現場監督は現場で指示を出すだけでなく、仕入れや折衝なども行うのが一般的です。
現場監督に欠かせないスキル
現場監督に最も欠かせないスキルはリーダーシップです。
人をとりまとめる立場であるため、的確な指示・命令が求められます。
最近は若い世代の性格や人柄も変わっており、いかに潜在能力を発揮できるかがポイントとなるでしょう。
そのためにも話をよく聞いたり、長所を伸ばす方針を採用したりするのもおすすめです。
また、現場監督には臨機応変に対応できるスキルも必要と言えます。
工事が毎回スムーズにいくとは限りません。
悪天候と重なるケースや病欠が出て実施できない場合もあります。
そのような状況の中で的確な判断が求められるのです。
現場監督に必要なスキルは様々あるため、まずは一つ一つ習得していきましょう。
まとめ
現場監督の仕事は、現場で工程や作業の指示を出す仕事と思われがちです。
しかし、現場監督の業務内容はそれだけではありません。
工程管理・原価管理・工程管理など、指揮・命令以外にも様々あります。
それだけやりがいのある仕事であるため、あらためて仕事の中身を把握していきましょう。