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施工管理 一日の流れは?四大管理業務や三つの注意点を解説

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2023年09月25日

施工管理とは 、建設工事の施工スケジュール、予算、安全などを管理する仕事です。 

施工管理の一日の流れはどのようになっているのでしょうか。

時間帯や天気などによって、スケジュールが変わってくることがあるのでしょうか。

施工管理の四大管理業務や一日の流れ、働く時のポイントなどについて解説します。

ぜひ、ご参考にしてください。

施工管理 一日の流れは?四大管理業務や三つの注意点を解説

施工管理の四大管理業務

建設工事の施工管理には、工程管理、原価管理、品質管理、安全管理という四大管理業務があります。

それぞれを詳しく説明しましょう。

1.工程管理

全体の作業スケジュールを管理し、決められた工期までに建築物を完成させることをめざします。

2.原価管理

必要な資材や人件費などの原価を管理し、予算の範囲内で工事が完遂できることをめざすものです。

3.品質管理

建築物の品質を管理し、発注者が希望する水準に保つことをめざします。

4.安全管理

作業環境の安全を管理し、死亡やけがといった事故を防ぐことをめざすものです。

施工管理の一日の流れ

建設工事は、日中行われる場合、夜間の場合、雨天の場合といったケースがあります。

それぞれの場合の、施工管理の一日の仕事の流れは以下のとおりです。

1.日中工事の流れ

会社によっても異なりますが、おおむね以下の流れです。

7:00:出社

8:00:朝礼で一日の作業予定などを説明

8:30:作業開始、作業員への指示、工事現場の点検、作業現場の写真撮影・記録

12:00:昼休み

13:00:現場監督や所長とのミーティング、工事現場の巡回や点検

15:00:作業の進捗(しんちょく)状況チェック

17:30:作業工程表の作成、作業現場の写真整理、業務報告書の作成

19:00:退社

会社によって一日の拘束時間が異なるので、出勤時間と退勤時間を事前に確認しておきましょう。

2.夜間工事の流れ

日勤に続いて夜間工事となる場合は、以下の流れになります。

7:00:出社

8:00:一日の作業予定などを説明

8:30:作業開始、作業員への指示、工事現場の点検、工事写真の撮影・記録

12:00:昼休み

13:00:現場監督や所長とのミーティング、工事現場の巡回や点検

15:00:作業の進捗状況チェック

17:30:作業工程表の作成、作業現場写真の整理、業務報告書の作成、業務終了

19:00:仮眠または一時帰宅

23:00:作業予定などを説明

23:30:作業開始、作業員への指示、工事現場の点検、工事写真の撮影・記録

5:00:現場写真の整理、作業報告書の作成、作業工程表の作成

7:00:退社(当日が非番の場合)

工事が夜間に行われるため、施工管理も夜間にずれ込むことがあります。

商業施設や道路、線路などの工事は、交通や人流が少ない夜間に行われることが多いです。

日勤から夜勤に連続して入る場合、業務がかなりハードスケジュールになります。

そのため、日勤の事務作業を早めにすませて、一時帰宅して仮眠をとるなどの工夫が必要です。

3.雨天の場合の流れ

雨が降れば工事ができないので、一日の予定は晴天の場合とは異なり、事務作業が多くなります。

7時に出社し、8時から打ち合わせや事務作業を行い、19時に退社するのがおおまかな流れです。

書類の整理やスケジュールの調整などを集中して行うことができるのが、雨天の日のメリットでしょう。

しかし、工事が大きく遅れてしまうことになるので、これまでの工事の進捗確認をしたうえで、今後の施工計画や予算の修正をする必要があります。

また、6月の梅雨の時期や、7月から9月にかけての台風の時期は、特に調整が大変でしょう。

施工管理の三つの注意点

効率的な施工管理を行うためには、意識すべき点があります。

施工管理の三つの注意点をご説明しましょう。

1.最優先するのは作業員の安全確保

専用の機械などを多く扱い、建築材が多く散乱している工事現場は、事故にあったりけがをしたりするリスクが高い職場です。

事故やケガで作業員が不足すると、業務の進捗もストップしてしまいます。

また、作業現場が危険な状態だと、作業員も敬遠して退職がすすんでしまうおそれもあるでしょう。

作業員が安心して働けるような環境を整えることは、最優先されるべきで、作業員が安全に働ける労働環境を整えることが大切です。

2.進捗状況を常に把握する

工事のトラブル等が発生したり、雨天などで工事が一日できなかったり、あるいは病気などで作業員が休んだ場合でも、スケジュールは大幅に狂ってしまいます。

これらを見越して、最初からゆとりのあるスケジュールをたてておくべきでしょう。

多少の遅れは微調整で回復できるようにしておくと、工期の遅れをカバーできます。

進捗管理を常に把握しておくことも重要なポイントです。

3.作業員とのコミュニケーションを密にする

みずからすすんで作業員に声をかけることで、スムーズな意思疎通ができます。

その結果、作業員の声を拾いやすくなり、業務・労働環境改善に役立てることが可能です。

また、施工管理の課題を早期に発見することもできます。

作業員とのコミュニケーションを密にすることも、施工管理者の立場としては決して忘れてはなりません。

まとめ

建設工事は、工程管理、原価管理、品質管理、安全管理が四大管理業務です。

施工管理の一日の流れは、日中か夜間か、あるいは天候などによっても変わってきます。

夜間の作業は特に従業員に仮眠の時間を与えるなどの配慮が必要ですし、雨天は工事が滞るので、その後のスケジュール調整が必要です。

効率的な施工管理を行うためには、「最優先するのは作業員の安全確保」「進捗状況を常に把握する」「作業員とのコミュニケーションを密にする」という三つのポイントを常におさえておくようにしましょう。

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